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俳句って、自由なものか(第38回交流会開催報告②)

先日もご紹介しましたが、7月24日(日曜日)、第38回目の交流会を開催しました。

本編のクロヌリハイク®ワークショップの盛り上がりは、こちらをご覧ください。

さて、いよ本プロジェクトの交流会では、まず最初に自己紹介をします。どんな人が参加しているのか。いったいどんな雰囲気の会なのか。初参加の人はドキドキと緊張していることでしょう。まず初めに名乗りあい、少しでも心和らげてもらえたらと思うのです。


ただ、単に名前を言うだけではつまらない。交流会では「直観讀みブックマーカー」をよく使います。

直観讀みブックマーカーとは、大阪のむつさとしさんが考案されたオープンソース。

まず最初に問いを決め、本の神様に祈りながら無造作に本を開きます。そして、指さした箇所にあるのが、問いの答え。それをしおりに書くと、直観で讀んだ世界に一つのブックマーカーができるというわけです。この説明だけではわかりにくいと思いますので、こちらをぜひご覧ください。http://tyokkannyomibookmarker.info/

交流会では、自己紹介で名前とその答えを順番に紹介します。ぜひ、交流会に参加して体験してみてください。ちょっと意外な面白さです。

 

さて、通常は本を用いて行う直観讀みブックマーカーですが、この日は私(岡田)の新聞記事スクラップノート(愛媛県内市町別)を使いました。クロヌリハイクで新聞記事を使うため、直観讀みでも新聞記事を使おうと思ったわけです。

 

この日のお題はこちら。「私のペンネームを教えてください。」俳句で言えば俳号です。

 

ちなみに私のペンネームは「岡田反省」となりました。他にも、ラジオ、参加者、であり、発見、コーヒー豆、たいし、4359、柔(やわら)、苦境、開明、六葉などなど。いったいどの市町のスクラップノートから選んだか、わかるものもあるでしょうか。

自己紹介の順番も考えました。普段なら席順右回り、左回りといくところですが、この日は名前から二文字をつなげていきます。二文字でつなげる、二字(虹)の架け橋というわけです。ただ、どうしても一文字でつなげた人もありますから、一字(意地)の架け橋になったところも。なんとかして、岡田の意地で、この日は参加者全員が繋がりました。

 

ちなみに、なぜこんな順番にしたかというと、講師の一人キム・チャンヒさんが編集されている俳誌『100年俳句計画』の中に、「二字の架け橋」というコーナーがあるのです。こちらの本家は、俳句の末尾の二文字で、次の俳句につなげていきます。

 

このコーナーが常々面白いと思っていた私。交流会で二字の架け橋ができて大満足(自己満足)です。お付き合い頂き、ありがとうございました。

 

このマルコボ・コムが発刊している俳句ライフマガジン『100年俳句計画』には、他にも面白いコーナーがたくさんあります。個人的に好きなのは「美術館吟行」「俳書道の部屋」「JAZZ俳句ターンテーブル」「俳句ラフィティー」そしてもちろん、「二字の架け橋」に「クロヌリハイク」です。俳句って、楽しいかも、自由なのかも、と、ふと思ってしまいます。クロヌリハイクも、私の俳句の敷居を下げてくれました。私の人生の中で、もしかして俳句もありかと思ってしまうのです。


そんな俳句・新聞と楽しんだクロヌリハイク®入門、ありがとうございました。来月の交流会は「納涼 積ん読 読書会」です。詳しくはイベントのお知らせをどうぞ。読めないと苦しむだけじゃなくて、いっそのこと、積ん読本で遊んでみませんか。ご参加お待ちしています。

 


マルコボ.コムから出版されているハイクライフマガジン『100年俳句計画』は、毎月1日発売。書店で販売しています。
https://www.marukobo.com/home/publication/magazine/

 

 


★次回のビブリオAA開館日は、7月30日(土曜日)14時から18時まで。13時からは「ひたすら読書会」です。31日(日曜日)も同じ時刻で開館します。