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表現すること

表現することは、自分が選んでいる。自分らしく生きている。

我が家の子どもたちの生活は、絵を描くことを中心に回っている。朝起きて、学校へ行く準備が早くすむと、「やったー、一時間は漫画が描ける!」と言って、いそいそと方眼ノートに描き始める子。そこまで好きだと思えることが羨ましい。

もう一人も絵を描くことが好きで、こちらは人前で描くことに抵抗がない。いつだったか、そんな場面に同席していた友人が、「子どもさん、絵が上手ですね。」と声をかけてくれた。

 

その瞬間、私は子どもの手の動きや姿勢の変化を感じた。それは、他人の眼を意識してしまうとか、期待に応える、というプレッシャーに繋がるものかもしれないが、私には何か、突如湧き出た自信のように見えた。

 

自分が描いた絵を、誰かが褒めてくれる。見ていてくれる。それらへの喜び。

私の周りには表現する人が多い。絵を描いたり、作品を作ったり、歌を歌ったり、ギターを弾いたり、草花を育てたり、花を活けたり、お菓子を焼いたり。


その表現の根元には、「好き」や「喜び」という気持ちが詰まっていると思う。

 

表現とは、実は大層なものではなくて、生きるとは何かを選び続けるということ。自分の「好き」や「喜び」や「気持ちよさ」を選んでいたら、それはこだわりになり、そして表現になるのだと思う。

人の眼がプレッシャーになってはいけないが、自分が好きなこと、選んでいるものを、誰かが見ていてくれたらうれしい。

交流会の第2部でのミニ講演は、そんな気持ちも込めている。

私の周りには素敵な人が多い。思わず目で追ってしまう。「好き」という気持ちのおすそ分けをもらい、こちらまで幸せになってしまうのです。

交流会につきましては、イベントのお知らせをご覧ください。

 

 


★本日6月18日(土曜日)は、私設図書館ビブリオAA開館日です。14時から18時まで。13時からは「ひたすら読書会」です。

 

★6月19日(日曜日)は、伊予市・南伊予にある上野地区公民館で古本交換会を開催します。詳しくはこちらをご覧ください。