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ブックトークへの思い

子どもたちの毎日が豊かでありますように。

 年に数回ですが、小学生に対して「ブックトーク」を行っています。

 「ブックトーク」をご覧になったことはありますか?

 

 あるテーマを決めて、系統立てて本を紹介していきます。



 ブックトークに使う本、順番、話の内容、伝えたいメッセージ、考えることはいろいろありますが、私は次のことを意識しています。


■子どもたちの心に、自ら疑問や驚きが芽生え、興味関心が沸き起こること。
強制ではなく、自分の中から沸き上がった感情こそ、その子の力になると思っています。

 

■本の知識と日々の体験が両輪となり、物事が豊かになること。
本だけではない、体験だけではない。相互作用により、世界は深まり広がっていくと私自身が感じています。

■子どもたちの何気ない毎日の暮らしの中に、あらゆる扉が潜んでいること。
子どもは発見や楽しむことの天才です。日々の暮らしこそが豊かであると知ってほしい。

 

■絵本や小説だけでなく、様々な本を紹介すること。
こんな本も世の中にはあるのだと、思ってもらえたらうれしいですね。そこから本への関心が生まれないかな。

■教科書で習ったお話から広がること。

自分たちの学習は、学校から、さらに広がるものだと気が付いてほしい。


 これまでに、校庭で採取した土や、近くの公園で広い集めたどんぐり、海岸で拾った貝殻やシーグラスを持ち込んで、ブックトークを行いました。教室で紙飛行機をとばしたり、五円玉から穴を覗いてもらったりしたことも。


 
 子どもたちの毎日が、豊かになることを願っています。

 そして、自分を大切にして下さい。

 

 

 コロナの感染者数がまた増加してきましたが、そんなことを思いながら、今日もブックトークのプログラムを組み立てています。本日はこれから開館日です。


★次回の開館日は、1月23日(日曜日)14時から17時まで。13時からは「ひたすら読書会」です。

 

★2月5日(土曜日)、いよ本プロジェクト特別編を開催します。「いよ本プロジェクトのこれから ー活動への思い、図書館の役割」詳しくはこちらをどうぞ。