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伴走する(冬休み子ども科学電話相談)

答えは正解だけじゃない。

 冬休みに入り、NHKの朝のラジオでは、「冬休み子供科学電話相談」が放送されています。

 

 車中でついつい聞きこんでしまいますが、今日のある相談の回答には、思わず微笑んでしまいました。

 

 「だいだい」についての質問。熟して黄色くなった実が、再び青くなる。そうお父さんが言ったけれど本当ですか? お母さんはそれは違うと言っています。

 これに対する回答は、だいだいの性質を説明をした後に、これをお父さんとお母さんに説明して、みんなで考えてみて、というものでした。

 

 答えた先生は、お父さんが正しいともお母さんが正しいとも言わず、あたたかい回答だと思いました。

 

 とかく、質問されると、その正解を答えようとしてしまいますが、正当な答えは単なる肉付けなのかもしれません。

 

 その子どもが、質問から何に注目したのか、そしてそれを知ることでその先がどう開けるのか。

 教育は子どもの伴走をすることだと思いました。

 自分がつかんだものこそ、しっかりと、自分の人生の糧になるような気がします。

 

 上手な伴走をしたいですね。

 (写真はお借りしました)