もう先月のことになりますが、10月も後半のある日、月に一度訪れている佐礼谷小学校へ読み聞かせに伺いました。運動会を明後日に控え、運動場で練習している子供たちの姿も見ることができました。
この日の読み聞かせのテーマは「障害とスポーツ」
まず最初に、5円玉を配り、その穴から覗いてもらいます。そして、高部晴市(作)『あんちゃん』童心社を読みました。実は、この5円玉から覗いた世界が重要なポイントとなるお話です。
次はパラスポーツ、パラリンピックを振り返り、ふじいかつのり(作)里圭(絵)『えほん障害者権利条約』のページを開きました。
日本が障害者権利条約を受け入れたのは2014年。「私が何歳の時だ!」そう年月が経っていないことに先生も驚いています。
そして、最後に読んだ1冊は、少し工夫をこらして、スケッチブックを使いながら読みました。
最後の1冊で伝えたかったことは、「障害がある人でも、障害がある人だって、スポーツが楽しめる」ではなく、障害は特別なものではないこと、障害があったため発展したスポーツもあったということ。
そして、障害とはその人が持つものではなく、その人が生きていく上で世間にあるということを、簡単にお話しました。
みんなの心に、何かが一つでも残ればいいなと思います。
10月もありがとうございました。寒くなりますが、また今月も伺いますね。
★次回の開館日は、11月3日(水曜日)です。14時から19時まで。13時からは折り紙愛好会、やっております。
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