9月のある日、お誘いを頂き「オンライン朗読会」を拝聴しました。(私は朗読はせず、聞くだけでした。)
実は朗読会への参加は初めてです。読み聞かせは自分でも行いますし、お話会の見学はよく行きますが、初めての「朗読」会に興味津々です。
朗読教室の生徒さんの朗読は実に様々でした。江戸川乱歩、東海林さだお、田丸雅智、村上春樹、カフカ、オリジナル未発表小説。
選ばれる作品はもちろんですが、女性の声、男性の声、やわらかい声、怪しげな声、楽し気な声、ドイツ語など、声のバリエーションの豊かさを楽しんでいると、時間があっというまに流れていきます。
物語やエッセイや詩を、人に読んでもらう。オンラインとはいえ、伝わる声が心地よいですね。人に本を読むことは、人を思うところから出発しているのかもしれません。
朗読教室の先生が冒頭に読まれた作品は正岡子規の「七草」でした。
七草七つ、何ぞ、名は。
尾花、葛花、萩が花、
名もなつかしき なでしこや、
深きゆかりの 藤袴、
何、女郎花、露の中、
朝顔避ける、朝な朝な。
コロナ禍で止まっているお話会ですが、私も早く子供たちに絵本を読みたいと思いました。朗読会も、オンライン、または対面形式でもいつか、参加させて下さい。
★明後日9月25日(土曜日)は交流会です。
★次回の開館日は、9月29日(水曜日)14時から19時まで。
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