昔から本を読むことが好きで、趣味は読書と答えています。ただ、読書量を尋ねられると、決してはかばかしいものではありません。
読書量は人と比較するものではないと言い聞かせながら、自分が読みたいと思う本、知人友人から勧められ心動いた本を、自分の速度で読んでいます。本を読むことが楽しいのです。
では、本を読んで何が楽しいのか?
そう質問されると、「出会い」を得るからだと答えます。自分が知らなかった言葉や情報、知識や考え方に出会うと、凝り固まった人生がほぐれる気がします。
そのため、それらに出会うと、できるだけ調べたり記録したりしています。心動いた時が、調べ時です。辞典をめくったり、検索したり、その出会いプラスアルファの行動を加えると、さらに深く心に残るような気がします。印象深く残ったそれらは、また次の何かの「出会い」につながります。
人は「出会い」、知ることわかることで、何かが変わります。その小さな変化は決して疎かにできず、僅かな角度でも広がり深まり、私の人生を豊かにしてくれました。
もちろん、未知との「出会い」もうれしいことですが、すでに自分が漠然と感じていたことが言語化された文章に「出会う」と、ひざを打つとはこのことかと思うほど、うれしくなります。もやもやした心がすっきりと落ち着き、次の一歩が始まるような気がします。
同時に、こう感じていたのは私だけではなかったと、作者や登場人物に親近感も感じます。本を読むという行為は、真っ暗な闇の中に道があるような、そして街灯が灯っているような、お先達さんが何人もいるような、心強い気持ちを得ることができます。
読書で得るそんな「心強さ」に「出会う」ことも、楽しみのひとつ。「出会い」の楽しさにひかれて、ついつい本を買い込み、つたない読書量で全く追いつかないことが、私の一生の悩みであるような気がします。
読書で得た「出会い」のお話を、ぜひとも、聞かせてください。
★本日(9月22日水曜日)14時から19時まで開館しています。次回の開館日は9月29日(水曜日)14時からです。
★9月25日(土曜日)は交流会です。詳しくはこちらをご覧ください。
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