文月ふみの日

　暑中お見舞い申し上げます。　
　本日は、7月23日。旧暦文月の「ふみの日」です。

　毎月ある「ふみ(23)の日」ですが、特に7月は「ふみの日にちなむ郵便切手」が発売されます。

　今年も7月21日に発売されました。63円がみどりの色調、84円が青の色調で、懐かしさを感じるような優しいデザインだと思いました。

　私は手紙が好きで、日本郵便株式会社が毎月発行している「Letter Park」を楽しみにしています。今月の切手デザイナーが語る「切手デザインにまつわる裏話」は、もちろん「ふみの日にちなむ郵便切手」をデザインされた楠田祐士さん（切手デザイナー）。

「ふみの日」は特別な日ではなく、何気ない一日との言葉が印象的でした。私にとっても、手紙は日常、毎日の朝の一コマです。

　風景印紹介コーナーでは、７月らしく七夕にちなみ、日本三大七夕まつりがある都市の２つの郵便局、仙台荒井郵便局、そして平塚本宿郵便局の風景印が紹介されていました。笹飾りのデザインが繊細でなんとも涼し気です。

　風景印だけでなく、言葉や写真、イラストでも涼を運ぶ暑中見舞いを、今年はしたためてみませんか。期間は8月7日の立秋まで。それ以降は残暑見舞いになります。

「くれぐれも御身おいたわりください」やわらかな大和言葉でしめくくり、ポストにハガキを投函します。暑い夏を、お互いに大過なく乗り越えられますように。

『Letter Park』はお近くの郵便局で配布されています。定期購読も可能。バックナンバーは、ビブリオAAにも揃えていますので、ご興味ある方はご覧ください。