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小学校での読み聞かせ

 もうすぐ小学校を卒業する長女が入学した時に、親である私は同じ小学校の読み聞かせボランティアを始めました。昨年度末、そして今年度はコロナによる中断があったものの、先日6年目が終了しました。

 毎週水曜日、午前8時からの10分間。私たちは小学校に集まり、絵本や紙芝居、大型絵本を手に各教室へと散らばります。私が担当した最終クラスは2年生でした。

 毎年読み聞かせ最終日には、子どもたちから手紙をもらいます。学年それぞれに学習した漢字とひらがなが混じったこの手紙は、私たちボランティアの年度末の大きな楽しみとなっています。

 面白かったとの感想の後に、本をいっぱい読みたい、私も自分で本を読んでみます、と連なる言葉に励ましをもらいます。同じ作者の絵本を図書室で探してみました、という一文も嬉しいですね。

 親や先生とはまた違う、第3の大人である読み聞かせボランティアとしての関わり。ボランティアをしているようで、逆に何かをもらっているのは私だといつも思います。子どもたちの真剣な眼差しや、「読み聞かせの〇〇さん!」と話かけてくれる声に力を得て、1週間を過ごしているような気がします。7年目もどうぞよろしくお願いします。