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テーマを考えるー第57回 交流会 開催報告①

 ぎゃー。「スポーツ」の本って、思いつかない!!

 3月24日(日曜日)、第57回目の交流会を開催しました。今回の持ち寄り本のテーマは「スポーツ」です。写真のように今回もいろいろな本が集まりました。ずばりスポーツの本だとわかる表紙もあれば、中には、この本はなぜスポーツなんだろうと、想像を膨らませてくれる本もあります。

 ちなみに私が紹介したのは、友人からもらった『ぐるぐるてくてく』帯屋ミドリ著 LINEコミックスです。これは珍しい「お散歩漫画」。東京のとある高校の「散歩部」の活動が描かれています。

 スマホを見ずに紙の地図を見る。違う発見があるから、何度も同じ場所に行く。散歩記録をつける。寄り道も迷い道にも素敵な発見がある。そんな好きポイントがいくつもあるコミックです。(なんと、伊予市も出てきます!)

 

 しかし、どうしてこれが「スポーツ」なの? お散歩って、スポーツなの? と問われれば、「私がスポーツを体を動かすこと、気分がリフレッシュできること、と捉えたから」が回答です。そして選んだ本が「散歩」です。

 

 実を言うと、スポーツに本当に本当に縁遠い私。そんな私にとって、「スポーツ」とは? 何を持って「スポーツ」とする? これを真剣に考えました。かなりの頭の体操です。そしてこれは、交流会の参加者の皆さんがいつも自然にしていることです。

 


 持ち寄り本のテーマで、本を思いつかない。そんな時には、そのテーマの自分なりの解釈を考えてみましょう。その言葉の語源や由来を調べたり、自分の毎日に重なる部分は何だろうと、あれこれ考え、自分なりのキーポイントを見つけます。ひとつの言葉からあれこれ思考を巡らせて、頭の中を柔らかくして探していきます。

 交流会はもちろん当日も楽しいものですが、こうやって事前に本を選ぶ作業にも面白さがあります。ひとつの疑問を持って、自分の頭であれやこれやと道すじを考えることは、気づきを得やすくなり、思考の幅を広げると思います。

 

 テーマで本が思いつかない時、もちろん聞くだけの参加でもかまいません。無いものを無理に話すことはありません。だけど、時には、私にとっての今回のテーマは何だろう、と考えてみることをおすすめします。

 大丈夫です。どんなこじつけでも、あなたが思ったことが正解。みんなが温かく受け止めてくれます。(そんな交流会です。)

 そして、終了後に、〇〇さんのテーマの考え方もありだな、それなら自分にはこの本があったな、と気が付くことも。みんなで共有できる良さですね。

 そんな交流会に、どうぞお気軽にご参加下さい。今月は持ち寄り本の紹介ではなく、俳句ラフィティーを行います。俳句ラフィティーって何? 私に俳句は無理!と思われる方、こちらもまた、あなたの頭を柔らかくしてくれるかもしれません。詳細はこちらです。俳句は苦手と思われた方、ぜひぜひ、ご参加下さい。

 


 

★私設図書館ビブリオAA、次回の開館日は4月10日(水曜日)です。14時から18時まで。13時からは「作文マラソン」です。