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主体的に読む。第54回交流会開催報告。

12月17日(日曜日)、54回目の交流会(紹介型読書会)を開催しました。

 

参加者は15名。雪がちらつく一日でしたが、会場であるIYO夢みらい館会議室202号室は、熱くなるほど盛り上がりました。

 


第1部持ち寄り本のテーマは「今年読み残した本」です。

 

「今年一年の積ん読本を3分間で供養します」というトップバッターから始まりました。

 

テーマ別の積ん読タワーがいくつもある人。

 

中には、読み残した本を持ってきたはずなのに、ここに来る電車の中で読み終えてしまった人。

 

声に出して読むことで初めて完結するので、絵本の読み聞かせをされた人。

 

また、これからもあえて、自分は読まないだろう本を紹介された人。

 

読みおえるのがもったいなくて、あえて残している人。

 

一口で「読み残した本」と言ってもいろいろありますね。

 

読んでないのに盛り上がる、楽しい会でした。

 

 

第2部は、「読書を支援する『LA』ひと」のお二人に、「読書のアニマシオン」の説明と実践をしてもらいました。

 

アニマシオンとはそもそも何なのか? 歴史的背景や代表的な本の紹介をしてもらい、その後「ダウトを探せ」と「俳句ドッキング」を皆で体験。これがとても楽しかったと大好評でした。

 

 

 

「主体的に読むようにする」ということが目的である読書のアニマシオン。ただ字を追うだけではなく、読まされるのではなく、自分が能動的に読むための手法なのですね。アンケートにもありましたが、もっと広がって欲しいと思います。


また、個人的に印象に残ったこともいくつか。

・みんなでコミュニケーションを取ることが読書のアニマシオンである。

・しゃべれなくても場にいることで参加している。

・納得がいかないことも大事。

・間違ってこそ楽しい。もやもやもいい。しゃべれなくてもいい。はっきりした正解がなくてもいい。

などなど、まさに一人ひとりに即している読書のアニマシオン。本を読むことは個人的なこと、心に芽生えることはみんな違うものですよね。そしてだからこそ、その違いを楽しめる。

 

読書のアニマシオン、とても面白く興味深い時間でした。「読書を支援する『LAひと』」のお二人、ありがとうございました。

読書を支援する「LA」ひとのfacebookはこちらです。Facebook

 

 

今月の交流会(紹介型読書会)は1月28日(日曜日)です。『いよし百冊物語』を使った読書会を行います。ぜひ、ご参加下さい。


 

★私設図書館ビブリオAA、次回の開館日は1月9日(火曜日)です。14時から18時まで。

 

★交流会については、イベントのお知らせもご覧下さい。