6月18日(日曜日)、第49回目の交流会を行いました。今回のテーマは「朗読」です。
このテーマにしたのは二つ理由があります。一つは、翌日6月19日が「朗読の日」であること。そして、ビブリオAAにて「朗読を聴いてみよう」を開催していることです。
「声と心の学校」代表の矢野(福田)雅世さんをお迎えして、毎月行っている「朗読を聴いてみよう」は、堅苦しいものではなく、笑い声が絶えないとても楽しい時間です。昨年10月に始めて、8回が終わりました。そのため、6月の交流会は、「朗読を聴いてみよう」の拡大版としたのです。
楽しい時間は、みんなにも紹介したい。みんなにも体験して欲しい。
朗読に気軽にふれてみようと、今回の持ち寄り本のテーマは「声に出して読みたい本」にしました。そして、当日集まった本はこちら。
今回も様々な本が並びましたね。
お一人の持ち時間は5分です。その5分を使って、朗読と本の紹介をしてもらいます。皆さん、朗読が本当に上手。声に聞き入ってしまいます。いつもの本の紹介だけでなく、朗読でも、本への興味が湧いてきます。
そして、人の声は、いいものですね。上手い下手だけでなく、それぞれの声に味があり、何かが伝わってくるような気がします。今回も案の定、読みたい本が増えてしまいました。
個人的に印象に残ったのは、『高橋源一郎の飛ぶ教室 はじまりのことば』高橋源一郎 岩波書店です。これは、NHKラジオで放送されている「高橋源一郎の飛ぶ教室」の冒頭の言葉を集めたものです。高橋源一郎さんが事前に書いた原稿を、本人が読む「はじまりのことば」。これもひとつの朗読ですね。私もこのラジオ番組が大好きなので、とてもうれしい1冊でした。
そして、最後に 矢野(福田)雅世さんからお話と朗読をしてもらいました。
今は黙読が普通だが、かつて読書とは誰かが読んでそれを聞いていた。そのDNAが私たちには受け継がれているはず。ビブリオAAでの朗読会をしたかった理由。本のある場所でやりたかったこと、そして、朗読の敷居を低くしたかったこと。きれいに読むことと伝わるように読むことは違うこと。そして、朗読で大事なのは、技術よりも「気づき」であること。
なるほど。朗読は技術ではない「気づき」であることが、心に残りました。
そして、最後に朗読してもらった本はこちらです。
『風のことば空のことば 語りかける辞典』長田弘(詩)いせひでこ(絵)講談社
こちらから、「音」、「本」を朗読してもらいました。
どちらも素敵な詩ですが、特に「本」が好きですね。矢野さんの声が心地よく響きます。
ビブリオで行っている「朗読を聴いてみよう」にぴったりの詩でしたよ。気になる方は読んでみて下さいね。ビブリオで借りることもできます。
ご参加頂いたみなさん、ゲストの矢野(福田)雅世さん、ありがとうございました。
矢野さんの「声と心の学校」のホームページはこちらです。ホーム - 声の力で生きる力を育む (sorairovoice.com)
矢野さんのブログはこちら朗読ファンを増やしたい! | 声と心の学校 (ameblo.jp)
ビブリオAAでの「朗読を聴いてみよう」は、次回は7月16日(日)18時半からです。こちらでご案内しています。ご興味ある方、どうぞお気軽にご参加下さい。
当日はお花も差し入れしてもらいました。梅雨の晴れ間のきれいな赤い紫陽花。そしてさわやかなミント。ありがとうございました。
★私設図書館ビブリオAA、次回の開館日は6月20日(火曜日)です。14時から18時まで。
★次々回の開館日は6月21日(水曜日)です。14時から18時まで。13時からは「コラージュ・ワークショップ」です。
コメントをお書きください
宇都宮一美 (木曜日, 22 6月 2023 07:07)
こんにちは
交流会は、初めての参加なのでドキドキしていました。
朗読を聞くことが楽しかったです。
自分が好きな、本の世界が広がった感じです。
ありがとうございました。
高橋源一郎さんのラジオ番組のリスナーさんと、知り合えてうれしかったです。
番組で紹介された本は、読んでみたい本リストに加えています。
今度、「ビブリオAA」にも行ってみたいと思います。
またお会いする時を楽しみにしています。(^^♪
いよ本プロジェクト岡田 (木曜日, 22 6月 2023 09:22)
一美さん、こちらこそありがとうございました。
高橋源一郎さんの番組、いいですよね。大好きです。
ビブリオにも番組で紹介された本が数冊ありますので、
ぜひ、遊びにいらしてください。
交流会、楽しんでもらって、うれしいです。
また、お会いしましょう(^^)