伊予市では桜も終わりました。もうすぐ桜前線は北海道に上陸するのでしょうか。縦に長い日本列島。東北では雪山を背景に桜が咲くと聞きました。
小学校も中学校も、入学式から約一週間がたちました。子どもたちの新しい毎日がスタートしています。
そして子どもたちは目まぐるしく成長しています。身体はもちろんのこと、心も豊かに刻一刻と。
子どもたちにはいろいろな経験をして欲しいものですが、実体験とともに経験を得るものに読書があります。
本は時代も国境も超える。ちょっと不思議なファンタジーの世界だって体験することができる。様々な物語やノンフィクションを読み、感じ思うことも経験となり心をつくるのです。
ぜひ、本を楽しんでもらいたいですね。
ただ、私はあまり正面から本を読んでとは言いたくありません。人に読めと言われて読む本ほど、嫌なものはないと、個人的な経験から思うのです。
できたら、子どもたちから本に手を伸ばしてほしい。読書に興味を持ってほしい。
そしてそれには、大人が本を読む姿を見せることが一番だと思っています。
子どもに限らず人間は、楽しいことに興味を持ちます。身近な大人が夢中になっているものは、子どもは何かしら気になるはず。
例えすぐ読書に結びつかなくても、大人の読書風景は子どもの心に残ります。そして、何かの折につながって、本へと手を伸ばすきっかけになるかもしれません。
4月23日から5月12日までは、「こどもの読書週間」です。
できたら子どもに本を読めと言うのではなく、大人が本を読む週間にしてはどうでしょう。
子どもは大人の背中を見て育ちます。
私たちは見られています。
子どもの読書を育むものは、私たちの読書かもしれませんよ。
コメントをお書きください