夢を叶えるタンデム自転車

この絵本は誰かの希望になる。

　松山市の認定NPO法人「タンデム自転車NON（のん）ちゃん倶楽部」さまより、絵本、冊子のご寄贈を頂きました。

■『ポンタ　タンデム自転車にのる。』渡辺純江（作）水関有里恵（絵）　認定NPO法人 タンデム自転車NONちゃん倶楽部発行　

　自転車に乗る夢を60代で実現した、視覚障害の女性の経験を元に作られた絵本です。

　しかし、ただ体験談を語った絵本ではありません。

　様々な障害を持つ方に読んでもらえるよう配慮し、そして障害を持つ方も参加し、共に作成された絵本です。

　高次脳機能障がいの方がリハビリに使えないか？　弱視の方に読みやすい字体は？　子供の年齢にあわせて　漢字をどこまで使うか？　それらを編集にあたって考えたと、巻末のメッセージには書かれています。

　また、点字を付した絵本とはなりませんでしたが、朗読CDが付いています。

　朗読を担当したのは、視覚障害のある松本葵さん、交通事故で高次脳機能障害となり、記憶障害や失語症などで苦しんだsolae（ソラ）さん、身体障害で呼吸器装着を必要とする中田帆乃花さん。

　

　この絵本のことをある方と話していたら、「これは誰かの希望になりますね」とひと言。

　私もそう願ってやみません。

　伊予市では市立図書館や各小学校に配布される予定ですが、ビブリオAAにもございます。ぜひ、ご覧ください。

（この絵本を作成した「タンデム自転車NONちゃん倶楽部」をより知ることができる冊子（Vol.１～７）も共にご寄贈頂きました。心よりお礼申し上げます。）