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ありのまま、が許される時間ーコラージュ感想ー

いよ本プロジェクト私設図書館ビブリオAAでは、毎月一度、コラージュワークショップを開催しています。

 今回、参加者の方からワークショップの感想を頂きました。以下、ご紹介します。

 

~自分の普通は、他人の斬新

 ありのまま、が許される時間~

 

「ありのまま」が「表現」になる。
それを感じられる時間がここにあった。

 

コラージュとは、

写真や雑誌などから好きな部分を「切り取り」、

台紙に「貼って」イメージを作り出す芸術技法。

 

「切って、貼る」とても単純な手法だ。
それだけに、個性が出る。
お互いの作品を見ると、驚くことばかりだ。

 

しかし、本人にとっては、何がそんなに驚きなのかが分からない。

普通にしているだけだからだ。

 

例えば僕は、角と角、端と端を合わせたくなる。

みんなそういうものだ、と思っていた。

しかし、どうもそうではないらしい。

一方、被写体の形など関係なく、カッターでスパスパ切ってしまう人がいる。

そんな発想は僕にはなかった。

お皿はお皿の形のまま切り取りたい。

しかしその人は、お構いなしに鮮やかにスパスパ切っていく。

文字を切り取る人、切ったものを折り曲げて貼る人など、様々だ。

 

ビブリオでは、参加者全員で一つの作品を作ったりもしている。
https://iyohon.jimdofree.com/2021/10/17/コラージュ-ワークショップのお知らせ/

そこでは、お互いの製作過程が見れる。

何を選び、どのように切り取り、そしてどのように貼るのか。

質問をしてその答えを聞くのが、とても楽しい。

自分の内側に変化が生まれる。

作り方も変わっていく。

 

「斬新な私」と「斬新なあなた」の出会いが、

お互いに変化をもたらすのだ。
そんな、ささやかでダイナミックな体験は、一人では出来ない。

「特別」になる必要はない。
今のままで、十分「斬新」なのだから。


★コラージュ・ワークショップ、次回の開催は11月17日(水曜日)13時から14時まで。のり、はさみをご持参下さい。不要な雑誌がありましたら、持ち込み大歓迎です。参加料300円(入館料含む)。残席1名様。

★11月17日(水曜日)14時から19時までは開館しております。