激しい通り雨の中で（古本交換会）

　昨日、15回目の古本交換会が無事に終了しました。

　手づくり交流市場「町家」での古本交換会は、毎回、公園広場のテントの下で行っています。屋外での開催ですから、気温や天候にはかなり影響を受けます。

　寒い冬は着込み、足元には電気ヒーターをつけて、暑い夏（つまり昨日）には扇子やうちわ片手に水分を取りながら、10時から16時まで乗り切ります。

　雨も要注意です。何しろ本ですから、濡れたら終わり。約700冊の本を持ち運ぶ入れ物も段ボール箱、本棚は木製です。開催前の１週間は天気予報とにらめっこしながら、毎回晴れを祈ります。

　幸いなことに、今まで激しい雨に降られたことはありませんでした。テントの下ですから、準備・片付け時以外は、テントに溜まった水にさえ気を付ければ、小雨でもなんとか凌ぐことができます。そして幸いなことに、多くは晴れた日に恵まれていました。

　しかし、昨日の古本交換会ではスタッフ一同参りました。夕方3時頃、突然空が黒くなり、風が吹き、激しい雨が降り始めたのです。皆で手分けして、本を寄せたり、用意していたビニールをかぶせたり、本棚の向きを変えたりと、ばたばたと動きます。

　その後は、なすすべもなく、激しい雨が止むことを待ちました。幸いにも通り雨で搬出時は事なきをえましたが、一同初めての激しい雨に、少々困惑のひと時を経験しました。

　しかし困惑とは言いながらも、スタッフ皆様の頼りになることには感謝ばかりです。昨日は準備から片付けまで、総勢９名で行いましたが、初めての集中豪雨にもかかわらず、てきぱきと対応してもらいました。

　普段の作業で慣れているからだと思います。おかげさまで、本も濡れることもなく、段ボールの影響も数箱ですみました。

　そのような経緯があり少し早めの店じまいとしましたが、昨日も多くの方に来て頂き、ありがとうございました。

　古本交換会という名の青空移動図書館。「しばらく本屋に行ってないから助かった」「コロナが流行ってきたから多めに確保しておきます」など、喜んでもらいました。

　チラシを掲示して頂いた店舗などにも、今回も深く感謝いたします。「昨日の夕方の激しい雨、大丈夫でしたか？」と、本日のチラシ回収時にも声をかけてもらいました。

　来月の古本交換会は、町家と上野地区公民館にて行います。詳しくはイベントのお知らせをご覧ください。
　
　両日とも感染対策を講じた上、屋外での開催となります。ステイホームに読書はいかがでしょうか。本を交換して持ち帰ってもらいましたら幸いです。

　写真は、激しい雨の様子で。来月は晴れるといいな。