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山内ひろみの移住まんが(愛媛県伊予市においでよ!編)

 今年(2021年)3月、「山内ひろみの移住まんが 愛媛県伊予市においでよ!編」が発行されました。

 イラストレーターとして活躍している作者の山内ひろみさんは、2015年10月に高知市から愛媛県伊予市に嫁入り移住をしました。伊予市は旦那さまの地元。現在は娘さんを含め、親子3人で伊予市の生活を満喫しています。

 こちらは、2018年4月から2021年3月までにインターネット上で連載された作品がまとめられており、現在も連載継続中です。最新の情報が気になる方は、こちらをご覧ください。https://ameblo.jp/iyorin-ehime/ 
企画・編集は、伊予市移住サポートセンター「いよりん」。


 五色浜海水浴場、中山フラワーハウス、レンタサイクル マチャリン、南伊予駅、谷上山、伊予灘サービスエリア、双海 酵素風呂まる等、伊予市の魅力的な場所やイベントが多数紹介されていますが、著者の暮らしを通して見る点がポイントだと思います。山内家にとっては、五色浜も幼い子供を遊びに連れていく場所。観光地ではなく生活の延長にある伊予市の魅力が描かれています。

 加えて、移住を考える人にとっては一番知りたいと思う、伊予市の何気ない暮らしの情報も散りばめられています。買い物をする場所、ごみの出し方、交通やパートの事情など、実際に移住した著者から見た「
生活」の目線をヒントに、より細かい移住の不安や疑問が想像できるのではないでしょうか。そして、生まれた疑問や不安を解消するには、移住サポートセンター「いよりん」へどうぞ。https://iyorin.jp/ 冊子には、伊予市の地域おこし協力隊や、協力隊OBでもある移住カウンセラーのコラムも載っています。

 もちろん、これから移住を考える人だけでなく、伊予市に住んでいる人が読んでも面白い冊子です。長年暮らしている伊予市の魅力を、再発見することができます。当たり前にある自然や食べ物が、いかに豊かであることか、幸せなことか、移住者の視点から気づかせてくれるのです。

 個人的に大変うれしく思うのは、
「本好きの方にも伊予市は楽しんでもらえるはず!!」と書かれたセリフです。「本のまちでもある編」では、伊予市立図書館や読み聞かせグループの紹介があり、いよ本プロジェクトの活動も取り上げてもらいました。山内ひろみさん、歌うたいの夫ヤマウチコウタさん、娘さんともに、「いよ本プロジェクト」交流会や古本交換会に参加されています。


 こちらの魅力ある冊子は、東京や大阪、愛媛県の移住相談窓口、そして伊予市移住サポートセンター「いよりん」(伊予市灘町123 まちの縁側「ミュゼ灘屋」内)にて入手することができます。山内ひろみさん、「いよりん」より寄贈を受け、ビブリオAAの蔵書にも加わりました。魅力ある伊予市の宣伝が足りていないと嘆く、伊予市愛あふれる著者の視点を、伊予市への移住を考えている方も、伊予市に住んでいる方も、楽しんでもらえたらと思います。

 ビブリオAA、次回の開館日は6月9日水曜日、14時から。

『山内ひろみの移住まんが① 愛媛県伊予市においでよ!編』著者 山内ひろみ 発行者 冨田敏 発行所 一般社団法人いよのミライカイギ 2021年3月発行